節約は苦しい。投資は怖い。そんな私たちの常識を、猛スピードの自転車でぶち壊してくれる男がいます。
テレビでおなじみ、桐谷広人(きりたに ひろと)さん。
お茶の間では「優待券を使い切るために爆走する面白いおじさん」ですが、その懐事情は笑い事ではありません。
総資産7億円(2025年本人談)。
しかも、その巨万の富を築いたのは、難しいデイトレードでも、怪しい仮想通貨でもない。
「現金を徹底的に使わず、もらえるモノで暮らす」
ただそれだけ。
地獄のどん底から這い上がり、7億円を掴んだ元棋士の執念。その泥臭くも賢い「負けない戦い方」をお伝えします。
舞台裏のひとこと株主優待って気になりますよね?桐谷さんの資産形成術を秒速把握!
桐谷広人のプロフィールと資産は?
まずは、桐谷さんの「本当の顔」を数字で直視しましょう。
- 名前: 桐谷 広人(76歳 ※2025年時点)
- 職業: 元将棋棋士(七段)、個人投資家
- 総資産:約7億円
- ※2025年10月放送の『月曜から夜ふかし』で「資産も銘柄数も最高を更新中」「7億くらい」と本人がポロリ。
- 保有株: 約1,500銘柄
- 生活スタイル:
- 家賃と光熱費以外、財布を開かない。
- 企業から届くお米、図書カード、食事券ですべてを賄う。
ただのケチではありません。配当金と優待品という不労所得のシャワーを浴び続ける、資本主義の勝者です。



庶民的なキャラクターとのギャップで風邪を引きそうです。自転車を漕いでいる姿からは想像もつかない金額ですが、1,500銘柄も持っていれば、毎日なにかしらポストに届く状態なんですね。
桐谷広人の天国と地獄の資産形成史とは?
今の笑顔からは想像もできませんが、彼の投資人生は「屍(しかばね)」の上に成り立っています。
二度の地獄を見た男の半生をご覧ください。
| 年 | 出来事 | 資産状況 |
|---|---|---|
| 1949 | 広島県で誕生 | – |
| 1975 | プロ棋士(四段)になる | – |
| 1984 | 株式投資を開始 | 投資スタート |
| 1989 | バブル崩壊 | 1億円の利益が消失 |
| 2007 | 棋士を引退 | – |
| 2008 | リーマン・ショック | 約5,000万円へ激減 |
| 2012 | 『月曜から夜ふかし』出演開始 | 優待生活でブレイク |
| 2021 | アベノミクス等で資産回復 | 4億円突破 |
| 2025 | 過去最高益を更新 | 約7億円(本人談) |
地獄① 幻と消えた「1億円」
30代。将棋の片手間に始めた株が当たった。
バブルの熱狂もあり、気づけば利益は1億円。「俺には才能がある」。そう過信した矢先、バブルが弾けました。
画面上の数字が溶けていく。稼いだ1億円は、泡のように消えたのです。
地獄② 毎日2,000万円が消える恐怖
本当の悪夢は2008年。リーマン・ショック。当時、信用取引(借金をして株を買う]取引)で勝負に出ていた桐谷さんを、未曾有の暴落が襲います。
1日で2,000万円の損失。それが連日続く。資産は5,000万円を割り込み、手元の現金は枯渇。家賃すら払えない。
「もう、死ぬしかないのか」
追い詰められた精神が、限界を迎えようとしていた瞬間でした。
転機:段ボールの中の「命綱」
そんな絶望の淵で、自宅に届いたのは、以前買っていた株の「優待品」でした。段ボールいっぱいのお米、缶詰。株価は紙切れ同然になっても、届くモノは変わらない。
「金がなくても、これなら食っていける」
彼はここで誓います。ギャンブルはやめる。
「安く買って長く持ち、企業からの贈り物(優待)で生きる」
農耕民族のように種をまき、収穫を待つスタイルへ。劇的な転換でした。その後、アベノミクスや新NISAの追い風を受け、資産はV字回復。2025年、ついに7億円の大台へ。



「優待があるから大丈夫」と切り替えられるメンタルの強さ……。棋士としての勝負勘と、開き直りの精神が、7億円への道を切り開いたんですね。ドラマ化してほしいレベルです。
私たちが真似できる桐谷広人流「3つの極意」は?
7億円は遠い世界の話かもしれません。でも、彼がやっていることは拍子抜けするほどシンプルです。
極意① 固定費を「優待」で殴る
まずは「現金の流出」を止めること。
- ランチは外食チェーンの優待券。
- 日用品はドラッグストアの優待券。
- 映画は映画会社の優待パス。
自分の生活圏にある企業の株を持ち、財布の紐を固く結ぶ。浮いた現金は使わず、次の株を買う種銭にする。
この地味なサイクルの繰り返しが、複利を生みます。
極意② 借金はしない、絶対に
桐谷さんの遺言とも言える教訓。「信用取引はするな」。
自分の身の丈以上のリスクを取るから、暴落で退場することになる。現物株なら、株価が半分になっても株数は減りません。
「持っていれば、いつか戻るかもしれないし、その間も優待は届く」。
この心の余裕こそが、長く市場に居座るための武器になります。
極意③ 暴落時は「バーゲンセール」
みんなが悲鳴を上げて株を投げ売る時、桐谷さんは自転車で走り回りながらニヤリとします。
「安く買えるチャンスが来た」
実際、2025年の下落局面でも50銘柄以上を淡々と買い増ししました。
「人の行く裏に道あり花の山」。
大衆の逆を行く勇気が、資産を大きく育てます。



「固定費を優待で殴る」……パワーワードですが、真理ですね。給料が増えなくても、出るお金を減らせば実質的な手取りは増えるわけですし。これなら少額からでも真似できそうです。
桐谷広人流を加速させる「必読書」は?
「じゃあ、具体的に何から始めればいいの?」
そんなあなたに、桐谷さんの頭の中を覗ける2冊を紹介します。
📙『一番売れてる月刊マネー誌ZAiと作った 桐谷さんの株入門 改訂版』
投資アレルギーがある人こそ、これを読んでください。「なぜ信用取引で死にかけたか」が詳細に書かれています。成功譚より失敗談の方が、100倍勉強になります。投資はギャンブルじゃない。企業を応援して、お礼をもらう「推し活」なんだと思わせてくれる一冊です。
📕『となりの億万長者 ― 成功を生む7つの法則』
「資産7億円なのに、ボロボロの自転車に乗り、期限切れ間近のパンを食べる」。桐谷さんのこの姿、実は世界中の億万長者のスタンダードだって知っていましたか?これを読むと、見栄を張ってブランド品を買うのが急にバカらしくなります。資産形成のスピードを上げたいなら、マインドセットから変えてみませんか。
『となりの億万長者 ― 成功を生む7つの法則』



『となりの億万長者』を読むと、桐谷さんがなぜあそこまで徹底しているのか、理論的に納得!「お金持ち=派手な生活」というイメージは、メディアが作った幻想だったのかも。
桐谷広人について世間の反応は?
そんな批判的な声も、ネット上には散見されます。確かに、1,500銘柄の管理に追われる生活は、常人には真似できませんし、おすすめもしません。
それでも多くの人が彼を愛するのは、70代後半になっても「人生を全力で遊んでいる」からではないでしょうか。
失敗を隠さず、株価が下がっても笑い飛ばす。
そのタフな精神と、「優待で家計を楽にする」という本質だけを、ちゃっかり盗めばいいのです。



完璧な人じゃないからこそ、親しみが湧くんですよね。極端な部分は「エンタメ」として楽しみつつ、私たちは「おいしいところ」だけ真似させてもらいましょう。
まとめ
桐谷さんの7億円は、宝くじのようなラッキーではありません。
「失敗から学び、自分のルールを変え、それを数十年続けた」
ただの積み重ねです。
- 一発逆転の夢は捨てる
- 身近なお店の「優待」を愛する
- 浮いた現金を、次の株へ回す
まずはスマホを取り出して、あなたがよく行くあのお店の「株主優待」を検索してみてください。
その検索ボタンを押した瞬間が、あなたの「優待生活」の始まりです。



忙しいあなたにはAudibleの活用がおすすめ!
目を使わずに耳だけでインプットできるので、無理なく資産形成のマインドをインストールできますよ。
【Audible人気度ランキング入りの一冊はコレ!】
『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』











コメント