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「レジェンド」イチローの総資産は、推定60億円から70億円にのぼる。この数字を聞いて、何を思うでしょうか。
「やはり天才は違う」「自分とは住む世界が違う」。そんな感想を抱くのは、当然のことでしょう。しかし、輝かしい数字の裏側には、イチローが貫き通した、驚くほど地道で、私たちも学ぶことができる「流儀」が存在します。
この記事ではイチローという一人の人間の資産形成史を紐解きながら、アラフォー、アラフィフの私たちが、これからの人生をどう歩むべきか、そのヒントを探ります!
推定総資産60億円イチローの「稼ぎ方」と「守り方」とは?
まずは事実として、彼が築き上げた資産の輪郭を捉えましょう。
- 推定総資産: 約60億円〜70億円
- 生涯年俸: 約190億円(NPBオリックス時代+MLBマリナーズ・ヤンキース・マーリンズ時代)
この莫大な資産は、引退した今もなお、以下の5つの柱によって支えられています。
- 年俸・契約金
最高年俸は約18億円(1,800万ドル)。27年間の現役生活で稼いだ年俸総額は、まさに圧巻の一言です。 - スポンサー収入
アシックス、ミズノといった日本のトップブランドから、海外企業まで、常に複数のグローバル企業が彼の活動を支えていました。 - 広告・メディア出演料
全盛期のCM出演料は1本5,000万円から1億円超。その存在自体が、強力なブランドでした。 - ライセンス事業
彼が監修した野球用品「A51」シリーズは、多くの野球少年の憧れとなり、これも大きな収入源となりました。 - 投資・事業収入
米国シアトルなどに複数の不動産を所有。引退後もマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターとして、野球界との関わりを続けています。
日米の税金のほか、代理人への手数料、最高のコンディションを維持するための専属トレーナーや高度なケアにかかる費用など莫大な必要経費がある中、60億円もの資産を残したのは驚異的です。

注目すべきは、妻の弓子さんが代表を務める資産管理会社が、これを堅実に管理しているという点。最高のパートナーが、攻めだけでなく「守り」も固めている。ここに、私たちが学ぶべきヒントがありそうです。
「プロ失格」の烙印から始まったイチロー逆転の物語とは?
今でこそ誰もが認める存在ですが、彼のスタートは決して順風満帆ではありませんでした。
年 | 出来事 | 当時の状況 |
---|---|---|
1991 | オリックスにドラフト4位で入団 | 細身で「プロで通用しない」と評され、二軍生活が続く |
1994 | シーズン210安打(日本新記録)で大ブレイク | 仰木彬監督に見出され、MVP・首位打者を獲得 |
2001 | MLBシアトル・マリナーズ移籍。 新人王・MVP同時受賞 | 「日本人野手は通用しない」との批判を結果で覆す |
2004 | MLBシーズン最多262安打 (メジャー新記録) | 球史に残る金字塔を打ち立て、評価を不動のものに |
2016 | MLB通算3000安打達成 | 偉大な記録を達成し、レジェンドの仲間入りを果たす |
2019 | 東京ドームで現役引退を表明 | 日米通算4367安打。多くのファンに惜しまれつつ引退 |
下積み時代
1991年に入団後、彼の代名詞である「振り子打法」は、当時の監督から「プロの投手には通用しない」と矯正を命じられ、2年間、二軍で悔しさを噛みしめる日々が続きました。
転機
1994年、彼の運命を変える人物が現れます。新監督の仰木彬氏です。仰木監督は「その打ち方でいけ。責任は俺が取る」と、彼の才能を全面的に肯定。解き放たれたイチローは、この年、シーズン210安打を達成し、スターダムへと駆け上がりました。
飛躍期
2001年、マリナーズへ移籍。「日本人野手は通用しない」というアメリカのメディアや評論家たちからの懐疑的な視線を、彼はシーズン最初の1ヶ月で完全に覆します。圧倒的な結果で新人王とMVPを同時受賞。周囲の雑音を、ただバット一本で黙らせたのです。



誰にも理解されなくても、腐らずに自分の信念を磨き続けた。その我慢強さがあったからこそ、たった一人の理解者・仰木監督と出会った時に、爆発的な飛躍を遂げられたのですね。
イチローが貫く、お金と人生の流儀とは?
彼の言葉には、資産の大小にかかわらず、私たちの人生を豊かにする哲学が散りばめられています。
流儀1 「甘い話に乗らず、自分で決める」
「楽をして稼げる話なんて存在しない。甘い話には絶対に乗らないこと」。SMBC日興証券の動画で語ったこの言葉は、資産を守る上での鉄則です。誰かの推薦ではなく、自分で調べ、納得し、決断する。その繰り返しが、お金のリテラシーを高めます。
流儀2 お金は「何に使うか」で価値が決まる
「その人の本質は、どこにお金を使うかで現れる」。彼は2011年の東日本大震災の際、個人として1億円を寄付しました。また、野球少年少女のための「イチロー杯」を長年開催するなど、次世代への投資も惜しみません。稼ぐこと以上に、その使い方が問われます。
流儀3 日々の「小さな積み重ね」を疑わない
資産形成に魔法の杖はありません。毎月のコツコツとした積立投資や、日々の自己投資こそが、10年後、20年後の自分を助ける唯一の方法です。



『小さな積み重ね』。言葉にするのは簡単でも、続けるのは難しい…。でもイチロー選手が身をもって示してくれると、明日から地道な努力を続けようと背中を押される気がします。
イチローの哲学の源泉に触れる珠玉の2冊とは?
イチローの思考の核心に触れ、私たちの学びをさらに深めてくれる書籍をご紹介します。
📙イチローの思考回路を覗くなら:『イチロー思考』
なぜ彼はあれほどの結果を出し続けられたのか。本書には、ビジネスや人生そのものに役立つヒントが、彼自身の言葉で詰まっています。「自分軸を貫く重要性」や「逆境に負けない姿勢」を、その源泉から直接学ぶことができます。


📗日々の「金言」に触れるなら:『イチロー 262のメッセージ』
2004年、MLBのシーズン最多安打記録を84年ぶりに更新した「262安打」。本書は、その偉業を記念し、彼の珠玉の言葉を集めた一冊です。毎日一つずつ噛みしめたい、まるで「日めくりカレンダー」。短い言葉の中に、彼の生き様のエッセンスが凝縮されており、忙しい日々の中でふと立ち止まり、自分を見つめ直すきっかけを与えてくれます。
📕イチローの成功を理論で理解するなら:『GRIT やり抜く力』
「小さなことの積み重ね」の重要性を科学的に解き明かした世界的名著です。成功者に共通するのは才能ではなく「やり抜く力(GRIT)」であると説きます。イチロー選手の生き様は、この本の「最高のケーススタディ」と言えるでしょう。彼の人生と照らし合わせながら読むことで、理論が実感として腑に落ちるはずです。



成功者の哲学を知るには、本人の言葉に触れるのが一番。彼がどんなことを考え、高い壁を乗り越えてきたのか。その思考のプロセスをじっくりと覗いてみましょう!
イチローについて世間の本音は?
彼のストイックな生き様に対して、世間はどのように感じているのでしょうか。
賞賛や共感の声がやはり多数派です。彼の生き様そのものが、多くのビジネスパーソンにとっての目標となっています。一方で、懐疑的な声や冷静な見方も、また事実として存在します。



私たちにはイチローの身体能力も、稼ぐ機会もありません。しかし、彼の哲学には、私たちが明日からの行動を変えるエッセンスがあります。
まとめ
イチローが築いた資産60億円という事実は、彼が貫き通した「流儀」の結果に過ぎません。
- どんな逆境でも、日々の小さな積み重ねを信じ抜く力。
- 他人に流されず、自分の選択に責任を持つ覚悟。
- お金を目的ではなく、人生を豊かにする道具と捉える価値観。
これらは、誰もが今日から意識できることです。
まずは、今回ご紹介した本を1冊手に取ってみる。あるいは、明日から何か一つ「小さな積み重ね」を始めてみる。イチローが言うように、とんでもない場所へ行く道は、いつだって自分の足元から始まっているのですから。



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