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仕事や人生で、ふと襲ってくる停滞感。実は超人アスリートも同じように悩み、苦しんでいます。
ハンマー投げの金メデタリスト、室伏広治は「超人」と呼ばれていますが、輝かしいキャリアの裏には、私たちと同じように伸び悩んだ時期がありました。それでも室伏氏は這い上がり、アスリートとして、そして行政官として頂点を極め、推定3億~5億円もの資産を築き上げました。
なぜ室伏氏は、壁を乗り越え、稼ぎ続けることができたのか。その秘密は、超人的な肉体ではなく、誰でも真似できる一つの「思考法」にありました。

あなたの明日を変えるヒントがきっと見つかるはず。
室伏広治のキャリアと共に進化する「収入構造」のカラクリは?
室伏広治の資産は、単なる競技賞金やスポンサー料だけでは説明できません。彼のキャリアの進化と、収入源の多角化が見事に連動しているのです。
年 | 出来事・役職 |
---|---|
1974年 | 静岡県沼津市で誕生 |
1995年 | 日本選手権 初優勝(ここから20連覇) |
2000年 | シドニー五輪 初出場 |
2004年 | アテネ五輪 金メダル獲得 |
2011年 | 世界陸上テグ大会 金メダル獲得 |
2012年 | ロンドン五輪 銅メダル獲得 |
2016年 | 現役引退 |
2020年 | スポーツ庁長官(第2代)就任 |
2021年 | 東京科学大学 特命教授に就任 |
室伏氏はアスリートとして頂点を極めた後も、その歩みを止めていません。そして、このキャリアのステージごとに収入源も進化させてきました。
アスリートとしての収入(~2016年)
アテネ五輪の金メダル報奨金(JOCから500万円など)や、所属したミズノとのスポンサー契約が収入の柱でした。特に、日本選手権20連覇という圧倒的な実績は、彼のブランド価値を不動のものにしました。
文化人・指導者としての収入
現役時代から大学院で学び、博士号を取得。引退後は東京医科歯科大学(現・東京科学大学)の教授として教鞭をとり、安定した収入基盤を確立。さらに、自身の経験を言語化した『ゾーンの入り方』などの著作はベストセラーとなり、年間数百万円規模の印税収入をもたらしました。
行政官としての収入(2020年~)
そして現在、スポーツ庁長官として、日本のスポーツ行政の舵を取ります。その年収は国家公務員の給与規定に基づき、1,500万円~2,500万円と推定されます。



一つの分野での成功を、次のステージへの「信用」や「資本」として見事に転換している。これはビジネスの世界でも同じことが言えそうです。
室伏広治のすべての原点とは?父の記録を超えた「地獄からの脱出劇」
彼の人生を決定づけたのは、華々しい成功体験ではありません。むしろ、その逆。大学時代に経験した、深刻なスランプでした。
父は「アジアの鉄人」と呼ばれた室伏重信。偉大な父の指導のもと、記録が伸び悩む日々。「このままでは終わる」という焦燥感の中、彼が下した決断は、周囲の度肝を抜くものでした。
「一度、すべてをゼロに戻す」
父と二人三脚で築き上げたフォーム、トレーニング理論、そのすべてを捨て去る。それは、自らの過去と、偉大な父の存在を否定するにも等しい、痛みを伴う決断でした。しかし、彼はプライドよりも成長を選び、客観的な視点から自分自身を徹底的に分析し直したのです。
この「ゼロリセット」の先に掴んだのが、1998年の日本新記録。父の記録を14年ぶりに塗り替えた瞬間でした。



自分が積み上げてきたものを、自らの手で壊す勇気。実行するのは並大抵のことではありません。
室伏広治から盗む、人生後半を好転させる3つの習慣は?
彼の哲学は、決して特別なものではありません。意識すれば、私たちの日常にも取り入れることができます。
⒈「今のやり方」を、あえて疑ってみる
仕事で行き詰まった時、「いつもこうだから」と思考停止していませんか?室伏氏のように、一度「もし自分が全くの素人だったらどうするか?」という視点で、自分の仕事を見直してみましょう。当たり前だと思っていた手順に、意外な改善点が見つかるはずです。
⒉経験を「言語化」して、自分の武器にする
あなたがこれまでに乗り越えてきた失敗や成功体験は、あなただけの資産です。それを誰かに話したり、文章に書き出したりして「言語化」してみましょう。自分の強みや思考のクセが客観的に見え、次の一手を打つための強力な武器になります。
⒊月に1冊、自分の専門と「関係ない」本を読む
室伏氏は、スポーツ科学だけでなく、多分野の知見を取り入れています。私たちも、普段読まないジャンルの本を手に取ってみましょう。異分野の知識が掛け合わさることで、凝り固まった頭がほぐれ、新しいアイデアが生まれやすくなります。



「経験の言語化」は特に刺さります。自分では大したことないと思っていても、他人から見れば価値のある知識やスキルなのかもしれません。
室伏広治の思考の源流に触れられる本とは?
室伏広治という人物をより深く理解するために、彼の思考の根幹をなす著作と、その哲学に共鳴する一冊をご紹介します。
📗『ゾーンの入り方』(室伏広治 著)
本書は単なるスポーツの技術書ではありません。彼がスランプを乗り越え、結果を出し続ける中で体得した「思考の整理術」が詰まっています。仕事のプレッシャー、人間関係のストレス…私たちが日常で直面する課題を乗り越えるためのヒントが、彼の静かで力強い言葉で語られています。
📙『マンガでよくわかる エッセンシャル思考』(グレッグ・マキューン 著)
室伏氏の「ゼロリセット」は、まさに「より少なく、しかしより良く」を追求するエッセンシャル思考そのものです。多くの情報や選択肢の中から、本当に重要なことだけを見極め、そこにエネルギーを注ぐ。この本を読むと、室伏氏のあの決断が、いかに合理的で本質を捉えたものだったかがよく分かります。



頭の中がごちゃごちゃしてきたら、一度立ち止まって、自分にとって本当に大切なものは何かを考える。そのための道具として、これらの本は役立ちます。
室伏広治について世間の評判は?
もちろん、室伏氏の成功に対しては様々な声があります。
確かに、誰もがオリンピックで金メダルを獲れるわけではありません。しかし、室伏氏の人生を切り拓いたのは、生まれ持った才能だけではないのです。
重要なのは、彼が逆境に直面した時に、どう考え、どう行動したのかというプロセスです。



彼が直面した「記録が伸びない苦しみ」や「変化への恐怖」は、私たちもどこかで経験したことのある感情ではないでしょうか。
まとめ
室伏広治の資産形成の物語は、私たちに一つの真実を教えてくれます。
それは、人生の価値は、知性と挑戦によって、何度でも作り変えることができるということです。
超人になる必要はありません。昨日までの自分を少しだけ疑い、新しい視点を取り入れてみる。室伏広治がそうであったように、未来を変える力は、その小さな「思考の更新」から生まれるのです。



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